エクセルファイルのデータ復旧
エクセルファイルが読み込めなくなるトラブルに対してはどのようなデータ復旧の方法があるのでしょうか。
エクセルは、単一のブック内だけの表計算ではなく、複数のブック間でリンクすることができます。
つまり、リンク元のブックの数値などを別のブックに読み込むことができます。
リンク元のブックで数値を変更すれば、リンク先のブックの数値も自動的に変更されるのです。
ブック同士をリンクさせておけば、同じ数字を何回も複数のブックに書き込む必要はないのです。
これは「外部参照式」と呼ばれる機能です。
この機能を利用すればどうしても開くことのできないエクセルファイルのデータ復旧も可能となることがあります。
新規のブックを2つ開き、片方のブックのセルに残りのブックのセルをリンクさせます。
例えば、Book1とBook2を開いて、Book1のセルにBook2のセルをリンクさせます。
次の段階で、Book1のリンク元の編集を行い、リンク元をBook2から開くことのできないファイルに変更するのです。
どうしても開くことのできないエクセルファイルをあえて開こうとはせずに、リンク先でセルの内容を表示させる、という方法です。
これによって開くことのできないエクセルファイルのデータの抽出が可能となるのです。
この方法を利用してデータ復旧ができるのは、文字列と数式のみです。
しかし、どうしても開けないエクセルファイルのデータ復旧をしたい時に試してみるのもいいかもしれません。
また、エクセルで作業中なんらかの原因でエクセルがうまく稼動しない時、エクセルデータをワードで復旧することができます。
ワードは通常の文書ファイルだけでなく、エクセルファイルも開くことができ、表計算のデータを抽出することができるのです。
この機能を利用すると、壊れたエクセルファイルのデータ復旧の可能性があります。
ただし、この機能で復旧できるのは、文字列と数式のみとなっているようです。
書式やオブジェクトなどは消えてしまいます。
もちろん、数式のマクロも消えてしまいます。
ワードでデータ復旧されたデータは表形式で表示されますので、そのままコピーしてエクセルに貼り付けて保存するだけです。
ワードの「ファイル」メニューから「開く」を選択し、開けないエクセルデータを選んでクリックします。
ファイルの変換の画面が表示されるので、「Microsoft Excelワークシート」を選択して「OK」をクリックします。
開くワークシートを「変換するシート」で選択できますが、ブック全体を選択してしまうとデータがおかしくなることがあるようです。
そのため、ワークシートごとに開いてデータを抽出したほうがいいようです。
ワードで抽出されたデータを新規ブックに貼り付け、名前を付けて保存したら、データ復旧の完了です。
エクセルファイルをワードで開く際に、「この機能は現在インストールされていません」と表示されることもあるようです。
その時は「はい」を選択すれば、インストールがはじまり読み込むことができるようになります。